公開日 2021年02月04日
令和2年度に(公財)JKAのオートレースによる補助を受け、「スパーク放電発光分光分析装置」、「波長分散型蛍光X線分析システム」を整備しました。
これらの機器は、開放機器として企業の皆様にご利用いただけます。
スパーク放電発光分光分析装置
【用途】
試料(固体金属材料)をArガス雰囲気中で放電し、元素の励起発光を分光させ、元素ごとの発光強度を測定することで成分分析を行います。
【仕様】
・検出器:CCDマルチ検出器
・測定試料:固体金属(平面状、ワイヤー状)
・測定領域:φ6mm 、φ10mm
・分析対象元素
Fe系:C, Si, Mn, P, S, Cr, Mo, Ni, V, W他
Al系:Si, Cu, Mg, Zn, Fe, Mn, Ni, Ti他
Cu系:Sn, Pb, Zn, Fe, Mn, Ni, Al, Si, P他
【メーカー】
アメテック株式会社
【型式】
SPECTROMAXx LMX08
【使用料】
1,040円/時間
波長分散型蛍光X線分析システム(上面型・下面型)
【用途】
試料にX線を照射し発生する蛍光X線を測定することで、試料中に含まれる元素の定性分析や定量分析を行います。波長分散型のため精度の高い測定結果が得られます。
(上面型)
試料の上側からX線を照射します。
主に粉末及び固体試料の分析に使用します。
【仕様】
・X線管:Rhターゲット4kW
・分析可能元素:B~U(マッピング分析可能)
・定量分析:FP法可能
【メーカー】
株式会社リガク
【型式】
ZSX PrimusIV
【使用料】
1,590円/時間
(下面型)
試料の下側からX線を照射します。
主に液体試料の分析に使用します。
【仕様】
・X線管:Pdターゲット200W
・測定雰囲気:ヘリウム
・分析可能元素:O~U
【メーカー】
株式会社リガク
【型式】
Supermini200
【使用料】
1,340円/時間