公開日 2024年02月20日
令和5年度に公益財団法人JKAのオートレースによる補助を受け、「ガスクロマトグラフ質量分析装置」、「高速液体クロマトグラフ質量分析装置」を整備しました。
これらの機器は準備ができ次第、開放機器として企業の皆様にご利用いただく予定です。
ガスクロマトグラフ質量分析装置
【用途】
ガスクロマトグラフ質量分析装置(GC/MS)は、揮発性の有機化合物の構造を推定するための分析装置であり、ガスクロマトグラフ(GC)と質量分析装置(MS)からなる複合装置です。ガスクロマトグラフで分離した単一成分についてそれぞれの分子量の質量スペクトルを測定し、ライブラリと比較して質量スペクトルの適合度やガスクロマトグラフの保持時間などから構造を推定することができます。
【仕様】 <ガスクロマトグラフ部> オーブン温度:室温+4℃~450℃(120℃/min) 注入口温度:~400℃ オートサンプラー:連続50サンプル <質量分析部> イオン化法:EI 電子電圧:10~200eV 測定室用範囲:m/z 1~1022 【メーカー】 日本電子株式会社 【型式】 JMS-Q1600GC
<におい嗅ぎ部> 音声制御範囲(室温+20℃)~300℃ 【メーカー】 ジーエルサイエンス株式会社 【型式】 OP275ProⅡ
【使用料】お問合わせください。 |
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高速液体クロマトグラフ質量分析装置
【用途】
検出器に質量分析装置を組み込んだ高速液体クロマトグラフ装置です。
高速液体クロマトグラフにより分離された試料中の様々な各成分をイオン化させ、得られたイオンを真空中で質量と電荷の比(m/z)によってさらに分離し、各イオンの強度を測定することにより、高感度な検出が可能です。
【仕様】 <液体クロマトグラフ部> 耐圧:70MPa 2液高圧グラジエントシステム 検出器:PDA(190~800nm)、RID <質量分析部> イオン化法:加熱型Dual Ion Source(DUIS) 構造:シングル四重極型 測定質量範囲:m/z 2~2000 【メーカー】 株式会社島津製作所 【型式】 LCMS-2050・NexeraX3システム
【使用料】お問合わせください。
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