公開日 2024年11月06日
ISFR2024 (International Symposium on Feedstock Recycling of Polymeric Materials)において、当センター職員の宮崎翔伍専門研究員がBest Oral Presentation Awardを受賞しましたので、お知らせします。
(右)受賞者 宮崎 翔伍 専門研究員
1 ISFR2024 (International Symposium on Feedstock Recycling of Polymeric Materials)
(1) 主催 Korean Institute of Chemical Engineers
Korean Society of Industrial and Engineering Chemistry
(2) 会期 令和6年10月21日~23日
(3) 会場 Grand Josun Jeju(韓国)
2 受賞名
Best Oral Presentation Award(最優秀口頭発表賞)
3 受賞者
技術支援部 材料技術グループ 専門研究員 宮崎 翔伍
4 発表テーマ
GHG Emissions Reduction Potential of PET to Plasticizer Chemical Recycling in Mild Conditions
温暖な条件でのPETから可塑剤へのケミカルリサイクルによる温室効果ガス排出削減の可能性
5 発表内容
PET樹脂は通常、PET樹脂にリサイクルされますが、この研究では、PET樹脂をPVC製造用の可塑剤にリサイクルする新たな技術について、CO2排出量の観点からその優位性を評価しました。
その結果、新技術は従来技術と同程度のCO2排出量でありながらも、これまでリサイクル困難であったPET混合物やポリエステル繊維も対象にできることから、新たなリサイクル方法になる可能性が高いことが分かりました。
今回の研究により、新技術がプラスチックのリサイクル率向上に貢献する可能性が高いことが示されました。