地方独立行政法人 山口県産業技術センター
 理事長  木村 悦博

 

    山口県では、「活力みなぎる山口県」の実現を目指す、新たな県政運営の指針として、3つの維新に挑戦する「やまぐち維新プラン」を2018年(平成30年)10月に策定しました。その中の一つ産業維新では、山口県の強みを最大限に活かし、山口県の活力の源となる産業力を大きく伸ばす取組を進めようとしています。

    一方、山口県産業技術センターは、地方独立行政法人化して10年が経過し、2019年(平成31年)4月から第3期中期目標期間の5年間が始まりました。5月には「令和」の時代になる第3期では、産業維新の一翼を担う「中核的技術支援拠点」として、その機能の更なる強化を図りながら、本県の特性を活かした付加価値の高い成長産業の育成・創出や、県内の中小企業力の「底力」の発揮に向けたものづくり力の高度化・ブランド化を推進してまいります。

    機能の更なる強化では、県内企業のニーズを踏まえた試験研究機器の整備に努め、それらの機器を有効に活用できるしくみ(例えば、3Dプリンター等の3D機器を遠隔地から活用できる「バーチャル3Dものづくり支援センター(7月運用開始予定)」)を築くとともに、開放機器、依頼試験、技術者研修、受託研究など、技術支援サービスの一層の充実を図ってまいります。

    成長産業の育成・創出では、県内企業のニーズ、シーズの発掘から事業化に至るまでの研究開発プロジェクトを総合的に支援するコーディネート体制を次のように強化して、成長産業の発展に向けたイノベーションを推進してまいります。

■ 医療関連、環境・エネルギー、バイオ関連産業におけるイノベーションの推進を支援する「イノベーション推進
  センター」の継続・運営

■ 県内基幹産業(基礎素材、輸送用機械)などの研究者や技術者が交流する場(やまぐちR&Dラボ)を構築
  し、企業連携による新技術・製品等の創出を支援する「R&Dラボ推進事務局」の設置・運営

■ 県内企業の衛星データの利用促進を支援する「宇宙データ利用推進センター」の設置・運営

■ IoTベンダーとユーザーの協創によって、IoTを活用した新たなビジネスの創出を支援する「IoTビジネ
  ス創出支援拠点」の設置・運営

    ものづくり力の高度化・ブランド化では、生産性の向上や製品の高付加価値化、成長産業分野や海外など新たな市場への参入を実現する新技術・新商品の開発など、本県産業を支える中小企業が更に成長できるように、実用化研究の推進とその成果の普及、技術研究会の積極的な活動、研究開発計画策定や資金獲得の支援などに取り組むことによって、県内企業の技術革新を促進してまいります。

    山口県産業技術センターは、これらの取組により、我々の強みである「県内ものづくり企業との絆」をさらに深め、山口県における経済の発展と県民生活の向上に貢献してまいりますので、今後とも、一層のご利用をいただきますとともに、皆様方の温かいご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 

地方独立行政法人 山口県産業技術センター

理事長 木村 悦博

2019年 4月